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 兵庫県の井戸敏三知事は15日の定例記者会見で、神戸空港の発着便数が1日30往復に規制されていることについて「国会答弁の中で国土交通大臣は(歴代)ずっと、日本の地方空港はオープンスカイ(航空自由化)だと言い続けてきた。『除く神戸空港』とは言っておらず、答弁責任を果たすべきだ」と演台をペンでたたきながら力説し、神戸空港の発着枠撤廃を改めて求めた(写真=兵庫県が公開した動画より)。

 さらに井戸氏は神戸空港が2016年2月に開港10周年を迎えることを踏まえ、発着枠撤廃について「いままであまり言ってこなかったが、もう10周年とあって強く主張する時期に来ているのではないか」とも指摘した。発着枠撤廃などの規制緩和についての見通しを記者が聞くと「ぜんぜん見通しは分からない」と述べた。神戸空港は神戸市が設置運営する市営空港。ターミナルビル会社には兵庫県も出資している。

 この日は伊丹空港と関西国際空港を運営する新関西国際空港(大阪府泉佐野市)が、オリックスと仏ヴァンシが設立した空港運営会社に両空港の運営権を譲渡する契約を結んだと発表した。井戸氏は、神戸空港も含む「3空港一元運用を目指していく中で、それぞれの機能分担が見えてくるのではないか」との見方も示した。

 一方、オリックス・ヴァンシ側が神戸空港の運営権取得を渋る姿勢を見せていることには「最初は、三味線でも張っておかないといけないのでは。最初から両手を挙げて賛成すると買い値が高くなる。だいたい物事とは、そうしたものではないか」とやや老獪(ろうかい)な見解を披露していた。